8月からは正絹長襦袢が中心

正絹長襦袢のメーカーでもある篠田商事にとって、8月のお盆を境に品揃えが大きく変わります。

夏の実需が終わり、秋の実需へと需要が変わっていきますので、当然それに合わせるように売り場も変わります。

4月~7月までは、麻や絽など夏用の長襦袢が主に動きましたが、8月のお盆明けからは、袷用の正絹長襦袢が中心になります。

常日頃からも正絹長襦袢は在庫に沢山あり、売り場に積んでありますが、毎月のように染出しをしているので、新しい柄なども毎月出来上がってきます。

カジュアルな友禅長襦袢の柄数は、数えきれないくらいあるのですが、ここ最近で出来上がってきているタイプを幾つかご紹介致します。

🔓(鍵)の模様を可愛くデザインして小紋柄にした友禅長襦袢

色は全部で5色あり、精華の生地に染めています。

同じ精華でも国産春江精華を使った上質なタイプもいくつか出来上がっています。

生地は福井県春江にある坪金工業さんの良質な精華パレス地です。お馴染みの壷に金のマークが、坪金工業さんの生地である証明です。

篠田商事では坪金工業の春江精華は、岡重長襦袢など篠田ブランドの名品の高級友禅に使っています。

今回は、岡重のような特徴のあるタイプではなく、上品に優しい色彩で染めた友禅長襦袢です。

絣縞模様

野菜の小紋柄

斜め重ねぼかし

あと市松にシケを入れたタイプなどもあります。

その他、売り場には各定番品を積んでいます。

猫の長襦袢コーナー

猫に混ざって可愛い犬の長襦袢もあるんです

カジュアルタイプ以外で、 篠田商事は セミフォーマルタイプを各産地の生地を使い分けて染めています。

ウロコを織った光沢がキレイな紋綸子の生地を、ぼかしなどいろんなタイプに染めています。沢山積んでご用意しています。

国産小松綸子の生地を使った綸子ボカシの長襦袢も、このように沢山積んでます。

そして、凄く貴重な丹後で織った丹後綸子のぼかし長襦袢もあります。

コロナ禍で厳しい状況ですが、やっぱり篠田商事は長襦袢をメインにして頑張っていきたいと思います。

京都の長襦袢メーカー篠田商事株式会社