麻&絹マスクの取り扱い開始

7月の京都といえば祇園祭があるため、例年では大手呉服問屋さん主催の消費者催事が開催されるはずなのですが、肝心の祇園祭中止(山鉾巡行など)に伴い、呉服の祇園祭催事も中止される店や、規模を縮小されて開催される店が相次ぎました。

篠田商事株式会社は、長襦袢や裏地、それに小紋など正絹着尺の着物メーカーですが、コロナ禍の今は、説明したように残念ながら呉服の需要も衰退している状況なので、売り上げも激減している状況です。

そんな中、噂で聞こえて来るのが、絹マスクの大ヒットです。

北陸にある浴衣素材を扱うメーカーさんの 小杉織物謹製マスクが、ネットの小売店さんで大ヒットしているというのです。

一時は不足していたマスクですが、不織布マスクは海外生産品などが増えて現状余ってきているようですが、最近は絹マスクをはじめ、汗ばむ夏対策用のマスクなど、各種メーカーはそればっかり作っていると思うくらいに、次から次へといろんなマスクが出来てきます。

そんなマスクですが、京都のメーカーさんの勧めもあり、篠田商事でも小杉織物製造のマスクを7月から取り扱うことになりました。

何故今更ということなのですが、出来上がったマスクの出来栄えの良さに、一度取り扱ってみることにしました。

麻&絹のお洒落なスタイリッシュマスクです。


表地には麻の生地を使い、間に不織布を入れて、口元に来る裏地には絹を使った三重構造になっています。

特に裏側を見たら十字縫いにしてあります。

そうすることにより空間ができて、呼吸がスムーズにできる構造です。

通気性、給水、吸湿性、抗菌性に優れ、涼感のある麻の特徴と、肌触りがよく美肌効果があり低刺激な絹の特徴を併せ持った麻&絹のスタイリッシュマスクは、全4色での取り扱いです。

初めての試みですが、篠田商事の経営理念の一つに「私達は社会にお役に立つ会社を創ります」という言葉があります。

コロナ禍の今、機能性に優れて少しでも使いやすいマスクを必要な方にご提供することは、社会にお役に立つことだと思い、取り扱うことになりました。

着物にも合いそうなますくなので、長襦袢や着物同様に、広めていければと思います。

京都の着物メーカー篠田商事株式会社