2019年最初の展示会は、夏物第二弾として麻着尺を加えて開催しました。
その名も「麻に魅せられて」というサブタイトルを付けています。
篠田商事は正絹の長襦袢や小紋着尺がメインの製造卸メーカーですが、夏着物や夏の長襦袢では一転して麻がメインともなります。
特に麻の長襦袢の取り扱い量ならば、小千谷産地を上回るかもしれないほどのシェアを誇ります。
そんな篠田商事の麻着物や長襦袢は全て近江の麻になります。
今回の展示会では麻着物として近江ちぢみの着尺を発表します。
麻100％に拘って男女共に素敵な夏着物をご提案させて頂きました。反物ではイメージしにくいので今回も数点だけ仕立て上げてボディに着飾ってみました。
博多や琉球の半幅帯とコーディネートしてみたら、レトロ感溢れる涼し気な着物がコーディネートできました。
無地や縞にボーダーなど新色を加えており、毎年人気の高いトップ染の無地タイプを特に増やした品揃えになっています。
様々な色の糸を撚り合わせたトップ染の糸で織ったものや、定番の縞タイプなど色数が更に増えました。
着物は近江ちぢみですが、長襦袢は麻100％の平織の反物を無地に染めた色物長襦袢です。
淡い色、濃い色、渋い色、男物の色など、麻長襦袢で色物がこれだけ揃うのは篠田商事だけだと思います。
昨年に新しく発表したナチュラルストレッチウォッシャブル単衣長襦袢と同様に、この麻長襦袢も洗える長襦袢です。
篠田商事の洗える長襦袢は主に麻素材になります。
生地幅は40ｃｍの小幅の生地を使っているので、男物としても販売しています。
この麻長襦袢も近江の麻になります。
年々単衣化がすすみ、着物の中に着る長襦袢は特に涼しさや洗えることを強く求められるようになっているので、この麻長襦袢は毎年凄く良く売れます。
男物よりなシックで渋い色目を4色加えたことにより、色のバリエーションが増しています。
麻の長襦袢は、今では夏場だけでななく年中需要があるため、小売店さんの店頭に並べるのに最適なアイテムだと思います。
夏物新作展は正絹絽の着尺を主にして、麻も加えた売り場になっています。
正絹素材と麻素材との違いを見比べるのに最適な展示会となっております。
着物メーカー篠田商事株式会社
