11月の創業祭を皮切りに新商品として発表したのが、ナチュラルストレッチウォッシャブル単衣長襦袢です。
洗える長襦袢は、今最も取り扱いたい商品アイテムの一つのはずです。
洗える長襦袢の代表格は東レシルックなどのポリエステル長襦袢ですが、エンドユーザーが一番欲しいのは天然素材の洗える長襦袢です。
篠田商事の洗える長襦袢として扱ってきたのは麻100%の本麻長襦袢でした。
オリジナルで色物も創り今でも売れているヒット商品ですが、今回発表する新商品は天然素材を使ってストレッチ性があり、尚且つ洗える長襦袢です。
それがナチュラルストレッチウォッシャブル単衣長襦袢です。
素材は経糸に麻(ラミー)、緯糸に100双のボイル綿糸を使い織り上げた、先染で織った反物です。
緯糸(ヨコイト)に使っている100双ボイルの綿の細い糸を使っていることにより、ご覧のようなストレッチ性が生まれました。
本麻の長襦袢に比べると、肌触りがとても優しいので、「麻はチクチクするのがイヤ」という方でも、この長襦袢なら麻のヒンヤリ感を少しの濃して、絹の長襦袢を着ているような優しい着心地が体感できます。
ストレッチ性の効いた生地は、座ったりしゃがんだりしても、生地が伸びるので居敷当(裏地)を付ける必要がありません。
そして何より嬉しいのが、家で洗えるということです。
水洗いテストをしてみましたら、縮みが殆ど無く洗った後の寸法の変化を心配することがいりません。
色は全7色です。
男性の方にも着ていただけるように反物の幅は40cm(1尺5分)に織り上げてあります。
ストレッチ性があるということで、今までない洗える長襦袢ですが、欠点もあります。
それは折れやシワが付きやすいということです。
麻と綿の植物繊維を使っているので、シワは付きやすいです。
しかし、平織で織っているのでアイロンをかけることが可能です。
当て布をして頂くなどしたら、軽いシワ程度なら綺麗になります。(強く出来た折れなどは完全に戻りません)
下の画像はテスト用に仕立てた長襦袢で、折れシワが付いた状態です
これをまずシワを伸ばすようにキレイに畳んで水洗いします。
それを吊り干しで自然乾燥させます。干し方次第ではアイロンが要らないくらいきれいな状態で乾きます。
干す時にピンと張っていただくと、きれいな状態で乾きます。
アイロンは出来れば低温で当て布するのをおすすめします。
強い折れシワは取れませんが、下記の画像のようにある程度はキレイになります。
(洗濯絵表示が文庫に付いているので、仕立てる際に付けられるようにもしてあります)
このナチュラルストレッチウォッシャブル単衣長襦袢は、5月~6月、9月~10月の単衣の季節はモチロンのこと、7月・8月の盛夏の時季にも着ていただけます。
普段着で着るという方なら、年中着こなしていただくこともできます。
【ナチュラルストレッチ単衣長襦袢の主な注意事項】
・経糸に麻(ラミー)、緯糸に(綿100双ボイル糸)で織った、天然繊維のウォッシャブル長襦袢地です。
・水洗いテストをした結果、収縮率が低く洗える長襦袢としての検査結果が出ました。
・緯糸に綿を使ったことにより、本麻に比べてチクチク感が無く、絹のような優しい質感があります。
・綿麻素材なので折れシワは付きますが、当て布をしてのアイロン掛けで直すことができます。
・ストレッチ性に優れた本品は、仕立てに際して居敷当は不要です。
・強撚糸を使用しているため、着用して洗っていくうちに、少し幅が広くなることがあるかもしれません。
・麻の接触冷感と、綿の温もりを併せ持った本品は、春夏秋を通してご着用頂ける単衣の長襦袢です。
・洗った後の乾燥は、乾燥機などは使わずに天日干しをおすすめいたします。
・仕立て前に水通し加工をしていただくと、糊気が取れて保管中のカビ発生などを抑えられます。
※仕立てされる際には、文庫に付いております洗濯絵表示を必ず本体に付けてお仕立て下さい。
以上、これら注意事項は反物に巻き込んであります。
長襦袢メーカーの篠田商事(株)から生まれたナチュラルストレッチウォッシャブル単衣長襦袢は11月6日からの創業祭で発表致します。
長襦袢・小紋・裏地の着物メーカー篠田商事株式会社